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コンクリートは、鉄とは全く逆の性質を持っている材料で、そのため、鉄筋コンクリート造は鋼材で作られた鉄筋とコンクリートのそれぞれの特徴をうまく利用することで構成されています。
　
強度面から言えば、鉄筋とコンクリートが相互作用によって働き、コンクリートは火災などの燃焼から鉄筋を守り、かぶり厚を確保することによって、外気や雨水から鉄筋を守っていいます。
　
また、特に鉄骨造と異なり、そのほとんどが現場作業で行われる鉄筋コンクリート造は、その特性と同時に、施工時に品質管理が非常に重要な建物です。

反面、型枠を作ればどんな形でも作ることが出来るため、ＲＣ造のユニークな建物は、「建築家」の個性の表現としてもよく利用されている建物です・・・

また耐震性、耐久性、断熱性といった建物の骨格をなす要素も、材料などの組み合わせがしやすく、扱いやすい構造といえます。

しかし、ひとつひとつの形を型枠を組み、コンクリートを流す作業が必要なため住宅として、コストは割高となり
ます・・・

１．重量鉄骨と同じラーメン構造と呼ばれ、コンクリートの柱・梁と
　　コンクリートスラブで構成される建物です。

１．施工業者の技術精度により、鉄筋・型枠・コンクリートの施工
　　精度にバラツキがでます。

１．コンクリートの上に施工するため、木質系の外壁はコスト高と
　　なります。

２．構造が複雑な屋根形状は、コストが高くなり、施工レベルも高
　　いものが要求されることになります。

１．柱の位置を考慮すれば、内部間仕切りは自由にできます。

※ 現在のマンションはほとんどすべて、ラーメン構造という構造
　　ですが、これ以外に、『壁式構造』という構造でつくられる場合
　　もありますが、コンクリートの壁が室内に必要になるため、間取
　　りの制約を受けます。 将来、内部のＲＣ間仕切壁を取り除くこ
　　とは不可。といった事から小規模建築で用いられています。

もっともコストがかかる建物ですが、もっとも可変性が高く、可能性の高い工法です。

１．耐震性は計算段階で指定すること。

２．耐久性は、配筋検査を含め、コンクリートのかぶり厚、水セメ
　　ント比など専門知識が必要となります。

３．古いマンションが、結露に悩まされるという事が話題になるほ
　　ど、もともと気密性が高く、高断熱化はそれほど難しくないが、
　　断熱レベルの指定が必要です。

４．リフォームは極めて容易です。